こんにちは!
今日はちょっとアニメの話なんですが、今放送中の「ウマ娘 シンデレラグレイ」を観ていて、あらためて「ウマ娘ってすごいプロモーションの塊だなぁ」と思わされました。
ただの競馬ファンとしてではなく、ひとつのエンタメとして見たときに、「こんなアプローチがあるのか!」と毎回驚かされるんですよね。
ということで今日は、「ウマ娘」の中でもとくに不思議だった“ウイニングライブ”から、そのプロモーション戦略について掘り下げてみたいと思います。
そもそも「ウマ娘」って何?という方のために、ざっくり説明すると、、
実在の競走馬をモチーフにした女の子たち(ウマ娘)が、競走馬として走りながら、友情やライバル関係、葛藤などを描くアニメ&ゲームコンテンツ。
馬って当然しゃべれませんし、どんな思いでレースに臨んでいたのかもわかりませんが、ウマ娘に擬人化することで「感情」や「意志」が物語として描かれている。
それがまたすごく感動的で、競馬を知らない人でもどんどん引き込まれていくんですよね。
そんな中で、ひとつだけ「これ、なんであるんだろう?」とずっと不思議に思っていた要素がありました。
それが「ウイニングライブ」。
これは、レースで1着になったウマ娘が、センターに立ってアイドルのようにステージでライブを披露するという演出なんですが、
正直、最初は「競馬にライブって必要?」とちょっと戸惑っていました。
でもこの“ウイニングライブ”、実はめちゃくちゃ戦略的に作られていたことに、後から気づかされました。
というのも、ゲーム内だけの演出かと思いきや、実際に声優さんたちによるライブイベントが現実でも行われていて、しかもそれが大人気。
アリーナクラスの会場が満員になるほどの集客力なんです。
さらには、FNS歌謡祭やNHKの音楽番組にも出演。
まさかアニメ発の“競走馬をモチーフにしたキャラクター”たちが、地上波のゴールデンに登場するとは。
この流れを見て、「ウイニングライブって認知度拡大のための仕掛けだったんだな」と腑に落ちました。
つまり、競馬ファンを惹きつけるための「史実に基づいたストーリー」だけでなく、アニメファンや音楽ファンを巻き込むための「アイドル要素」も織り交ぜることで、ターゲット層を一気に拡大しているわけです。
「ウイニングライブ」はその象徴的な装置ということですね。
ゲームを遊んだことがない人でも、「ライブ映像」や「楽曲」を通じて興味を持ち、「この子たち何のキャラ?」「元ネタは競走馬なの?」と自然に調べてもらえる導線になっている。
そしてそこから、「競馬にもモデルがある」という情報にたどり着けば、リアルな競馬の世界へも興味が波及する。
これ、本当にうまくできてますよね。
さらに、ライブや楽曲販売、グッズ展開などのマネタイズにも直結するので、ただの演出ではなく、立派なビジネスの柱になっているというわけです。
ということで、今回は「ウマ娘 シンデレラグレイ」から感じた、ウイニングライブの意外な重要性について書いてみました。
最初は「なんでライブ…?」と思っていたものが、今では「この要素こそがウマ娘を拡張してるんだな」と納得しました。
一見“競馬”とは関係なさそうな要素でも、意味があり、しっかり戦略が詰まっている。
そういう仕掛けを知ると、より一層作品に対する見方が深まる気がします。
不思議に感じたものには疑問を持つ意識を持たないといけませんね^^
それでは本日は以上です!
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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