こんにちは!
本日は近年若者の間で流行っている「倍速再生」について取り上げていきます。
まず、何を倍速で再生しているかというところですが、基本的にはYouTubeや映画などのVODです。
僕はアニメが好きなので、たまにアニメの倍速再生を行なうこともあります。
ただ、一方で「倍速で見るのは作品への冒涜」というような声も耳にします。
確かに、その気持ちも分かります。
好きな映画の感動的なシーンを2倍速で見ている友人がいたら「おいおい」となってしまう気がします。
今回は倍速再生のメリットデメリットや、バランスについて、実体験を基に解説していこうと思います。
倍速再生がなぜ流行ったのか?
まず、若者の間で流行った理由としては、大きく分けて2点あると思います。
情報過多の現代
今は、テレビや新聞などで流れてくる情報を眺めて入手する時代では無く、ネットニュースや、SNSのトレンド等を調べて自ら入手する時代です。
その中で、見るべきコンテンツが多すぎて、一つひとつをじっくり見る余裕がないというのが大きいです。
時短志向になっている
言葉通り、忙しい中で多くのコンテンツを楽しみたいという人が多いです。
例えば、朝の30分の通勤の中で
・30分の動画を1倍速で見て100%の情報を得る
・30分の動画を2倍速で2本見て、それぞれ80%の情報を得る
というような時間の使い方をした場合、基本的には後者の方が得られる情報量が多いです。
もちろん、倍速だと聞き取りづらかったりするので、80%としています。
また、この二点の他にも、流行りのドラマ・映画の話について行くために、「興味がない映画を倍速で消化する」ということを聞いたこともあります。
「消化」というのは、それこそ作品に対して失礼だと思うのであまり好きな表現ではありませんが。
尚、基本的に倍速再生といっても2倍速で見ることはあまりせず、しっかりと内容を理解出来る1.2~1.6倍速で見ている方が多いというのが僕の所感です。
倍速再生のデメリット
「倍速再生」にはもちろんデメリットが存在します。
既にお分かりだとは思いますが、まず第一は情報処理の質の低下ですね。
僕は基本的にアニメで倍速を使うのですが、情報量が多い作品では、たまに情報処理が追いつかなくなることがあります。笑
特に、ニュースや情報系の動画を見ている方の中には、しっかりと内容を理解できず「見ているつもり」になっている可能性もあります。
次に、感情の共有が薄れるということ。
映画やアニメ監督が手がけた「感情表現」や、「絶妙な間」で倍速再生を行なうことにより、ぶち壊してしまうことになってしまいます。
これが「作品への冒涜」と言われる所以ですよね。
このようなデメリットが存在するため、倍速再生は上手く使い分ける必要があります。
例えば↓のような使い分けをしてみると、上手くデメリットと向き合いながら視聴が可能です。
・映画やドラマなど感情移入が必要なコンテンツ→通常再生
・情報発信系などのコンテンツ→処理しきれる程度の倍速再生
つまり、TPOをわきまえた使い方が鍵ということですね。
今回は、若者の間で流行っている倍速再生について取り上げました。
倍速再生は、良いところだけを見れば、非常に効率よく情報を取り入れる事が出来ますが、同等のデメリットが存在しています。
まさに諸刃の剣ですね。
自分の時間や価値観にあった使い方をして、コンテンツを消費するだけではなく、「体験する楽しさ」も忘れずに使ってほしいと思います。
それでは本日は以上です!
最後までお読みいただきありがとうございました!
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