こんばんは!
突然ですが、
皆さんは、↓のようなLINEギフトや商品券をもらったことはありますか?

さらに質問です。
そのギフトの使用期限を切らしてしまったことは無いでしょうか?
僕は・・送ってくれた方には非常に申し訳ないのですが、あります。
特に、送り・送られがちなのが「スタバのギフト」。
このスタバのギフトですが、実はこれの使い忘れや余り金だけで、スターバックスは年間で約300億円の利益を出していると言います。
今回は、「スタバギフトが300億円の利益を出しているからくり」についてお話ししていこうと思います。
退蔵益というビジネス
まず、「退蔵益」とは何かというところですが、言わば「眠ったお金」です。
前述した通り、ギフトや商品券の期限切れ(使い忘れ)で発生する発行者側の利益ということですね。
この退蔵益を得ている企業の例としては・・
・サーティワン:経常利益の16%
・高島屋:年間約15億円
・近鉄百貨店:利益の28%
がそれぞれ退蔵益となっているようです。
そのためギフト券が単なる顧客サービスだけでは無く、安定的な収益構造の一部になっています。
スタバの退蔵益戦略
さて、冒頭でも取り上げた退蔵益についてですが、アメリカ本社では年間300億円の退蔵益が計上されています。
また、スタバの退蔵益戦略は、「単なる使い忘れ」だけではありません。
それは、「ギフトの絶妙な価格設定」です。
基本、ギフトでは「500円」や「1000円」のものが多いです。
それに対してスタバの「Starbucks eGift」では、↓の画像のように「500円」「700円」「800円」の三種類があります。

普段、スタバに行く人(特にフラペチーノ系を飲む人)ならご存知だと思いますが、スタバのフラペチーノって大体500円後半~700円前半なんですよね。
そのため、ギフトとして友達に送るとなると、500円だと気持ち少ないため、700円や800円をつい送りがちです。
また、受け取った側としては、700円ピッタリで会計をすることは基本ありませんし、700円を超えた商品を頼んで、残りを自分で出すというのもあまり多くないでしょう。
なので、600円台のドリンクを注文して、700円のギフトで会計をする。
おつりとして返ってこないとしても、それは元は自分のお金ではないので、そこまで損した気持ちになりません。
この絶妙な金額調整により、スタバは膨大な退蔵益を得ているということですね。
この、巧みな価格調整によって、利用者の意識を逸らし、利益を取っていくというのは本当にすごいビジネスですよね。
今回はスタバの退蔵益戦略についてお話ししていきました。
最後までお読みいただきありがとうございました!
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