色々な方面から参入が始まる「おにぎり事業」

こんにちは!

最近ちょっと気になっているのが、「おにぎり事業」がじわじわ広がってきているというニュースです。

コンビニの定番フードというイメージが強いおにぎりですが、実はいま、雑貨店やカフェチェーン、炊飯器メーカーなど、いろんな業種が参入してきているんです。

「え?なんでこの会社が?」という驚きと同時に、その背景を知ってみると、実はちゃんとした戦略が見えてきました。

たとえば、「スリーコインズ」

300円均一の雑貨店という印象が強いですが、なんと2025年2月からおにぎりを販売スタート。

原宿の本店では、1個324円で「スリコオニギリ」を展開していて、“鮭のちゃんちゃん焼き”や“高菜ゆずめんたい”といった、地域色のあるおにぎりをラインナップしています。

これが毎日40〜50個完売するほど人気らしく、スタッフいわく「具の珍しさを評価するお客さんが多い」とのこと。

確かに、トレンド好きな層にとっては“見たことないおにぎり”ってだけで気になりますよね。

そしてもう一社、個人的に「なるほどな」と思ったのが象印

炊飯器で有名なあの象印が、自社の最高級炊飯器「炎舞炊き」を使って炊いたご飯で、「象印銀白おにぎり」という専門店を大阪で展開しています。

実店舗で“体験としてのご飯の美味しさ”を伝えることで、炊飯器の価値を自然にアピールするって、うまいなぁと感心しました。

実際、創作おにぎり「海苔づくし」などは、1日で700個以上売れる日もあるとか。

そしてそして、お米のイメージがないコメダ珈琲も参戦しています。

今年2月、「おむすび 米屋の太郎」という新業態を立ち上げ、名古屋名物の天むすや味噌ヒレカツむすび、名古屋コーチンを使ったものなど、地域色を前面に出したラインナップを展開しています。

コメダの「くつろぎ空間」+「ボリューム感あるメニュー」という文脈に、“日本の定番食”を持ち込んできた感じですね。

これらを見ていて思ったのは、おにぎりという“シンプルだけど自由度が高い商品”が、いまマーケティング的にも非常に扱いやすい存在になっているということ。

日本らしさを打ち出せる、調理工程がシンプル、利益率が高い(=原価が読める)、具材や米の選定でオリジナリティが出せる、+αでブランドイメージの拡張ができる、というように、“ちょうどいいポジション”にあるんですよね。

逆に言えば、おにぎり=コンビニフードという固定観念が揺らいできているというのも面白いです。

最近では、「ちょっと良いおにぎり」を買うために専門店に行くという行動も普通になってきて、その中で各社が「どうやって差別化するか」を競っているというわけですね。


ということで、今回は「おにぎり事業が今アツい」という話題でした。

なんとなく手に取りやすい存在だからこそ、ちょっとこだわったものを出せば反応されやすい。

日常に入り込んでいるからこそ、新しい挑戦が見えやすい。

そんなマーケティング視点も感じられて、最近のおにぎり戦争(?)を見ているとちょっとワクワクしてきます。

それでは、本日は以上です!

最後までお読みいただき、ありがとうございました^^

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この記事を書いた人

株式会社アリウープにおいて、副業コミュニティの運営・イベント企画・物販事業を担当している24歳。

社歴は高校新卒で入社してから今年で6年目。

担当業務においては【ギネス世界記録への挑戦】【大型の花火大会】【高級ホテルでの表彰式】を全て手掛けるなど様々な経験をしており、それらの裏話なども取り上げていきます。

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