こんにちは!
今日は、最近ふと気になった「ライブDVDの発売とほぼ同時に、サブスクでライブ音源が解禁される現象」についてお話ししたいと思います。
正直、この流れを最初に見たときは、DVDの売上は下がらないのかなと思いました。
せっかく映像作品として出すのに、音源がすぐサブスクで聴けてしまったら、買わなくなる人もいるんじゃないかと感じたからです。
ただ、少し調べてみると、意外とそう単純な話でもなさそうでした。
まず、DVDの売上についてですが、結論から言うと大きくは下がらないケースが多いようです。
というのも、ライブDVDを買う層と、サブスクで音源を聴く層は、そもそも目的が違います。
DVDは、演出や照明、MCの空気感まで含めた「作品」を楽しむものです。
一方で、サブスクのライブ音源は、日常の中で聴いたり、ライブ後の余韻に浸ったり、初めて触れる人の予習として使われることが多いようです。
この時点で、完全な競合というより、役割が分かれている印象を受けました。
むしろ面白いなと感じたのは、サブスクからDVDやライブに流れる動線があるという点です。
ライブ音源は、いわば入口や試食のような存在です。
音だけでも十分良いけれど、「この演出を映像で見たらどうなるんだろう」「MCも含めてちゃんと見たい」と思う人は、自然と映像作品に興味を持ちます。
特に、これまでライブに行ったことがない人や、そのアーティストを深く知らなかった人ほど、この流れは起きやすいようです。
ちなみに、サブスクの再生単価自体は、正直かなり高いわけではありません。
1再生あたり、およそ0.2円から0.5円程度と言われています。
ライブ音源だからといって、特別に単価が上がることは、ほとんどありません。
それでも配信される理由は、短期的な売上というより、もっと長い目線にあると感じました。
例えば、ロングテールで長く細く入ってくる収益があります。
日常の中でファンに触れてもらう回数が増えるという点も大きいです。
さらに、次のツアーやライブへの集客にもつながりますし、DVD市場が縮小している中でのリスク分散にもなります。
こうして整理してみると、DVDとサブスクは奪い合う関係ではなく、かなりきれいな補完関係だと思いました。
結局のところ、狙っているのはその一枚の売上ではなく、ファンとして長く付き合ってもらうことです。
いわゆる、ファンLTVをどう最大化するか、という視点ですね。
そう考えると、今の時代、「サブスクに出さない理由の方が少ない」というのも、とても納得できます。
音楽の売り方も、どんどん点から線になってきているなと感じました。
それでは本日は以上です!
最後までお読みいただき、ありがとうございました!

コメント