こんにちは!
最近、コンビニ各社で
「○○を買ったら△△が無料」
「1本買ったらもう1本ついてくる」
なんてキャンペーンをよく見かけますよね。
実際に、昨日お茶を買ったら、
↓このように綾鷹の無料クーポンがついてきました。

最初は、店側が損しているのではないかと思っていたのですが、実際にはこのクーポンにはある目的と効果が隠されています。
そこで、今回は「無料クーポンの背景」について取り上げていきたいと思います。
新規顧客の獲得
僕自身、セブンイレブンが会社の目の前にあるのでよく利用するのですが、このキャンペーンは、新商品に設けられる傾向にあるようです。
そして、無料クーポンをもらえるのが、馴染みの商品であることがほとんど。
そのため、普段は別の飲み物を買う人でも、「綾鷹が無料になるのであれば、新商品も試してみよう」という気持ちになるわけですね。
消費者心理の利用
このキャンペーンは「お得」という心理的効果を最大限に活用しています。
無料クーポンがついてくるというだけで、「お得になった」という気持ちになります。
「お得になった」という感覚が生じると、不思議と別の商品を買うことへの抵抗が薄れ、いつも以上に商品を購入してしまうケースがあります。
再来店を促す効果
このキャンペーンの重要な効果として、再来店を促す効果があります。
クーポンには使用可能な期間が限定されていることが多く、これにより再来店のタイミングをコントロールしています。
例えば、昨日(10/8)にもらったクーポンは、使用出来るのが10/15~10/28となっています。

これによって、その期間に必ず訪れるように仕向けられています。
また、無料クーポンを使いにこの期間に来店した際も、ついでにお菓子等を購入するなど、追加の売上を生む機会が広がるということですね。
このように、「1つ買えば別商品が無料になる」というキャンペーンは、1回限りの割引以上に、新規顧客の拡大や、リピーターを増やすといった戦略がありました。
類似の戦略で言えば、スーパーの試食や、サブスクの無料体験なども、一度試させて顧客を獲得するという方法ですね。
簡単に試すことの出来る場を与え、商品の魅力を伝えることが出来れば、一気に顧客獲得のチャンスが増えますね。
というわけで、今回は「無料クーポンの背景」についてのお話でした。
最後までお読みいただきありがとうございました!
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