こんにちは!
よく、営業の面接などで
「このボールペンを1万円で売ってみてください」
というような質問がありますよね。
この質問は、営業スキルやコミュニケーションはもちろん、何より「付加価値のつけ方」を問われます。
今回、「付加価値」をテーマに、面白いニュースを見つけたので取り上げて行こうと思います。
10億円のバナナ
つい、一週間前の出来事です。
アメリカ・ニューヨークで開かれた「サザビーズ」のオークションにて
「生のバナナが壁に貼りつけられているアート作品」
が、とんでもない金額で落札されました。
決してふざけているのではなく、イタリアのアーティスト:マウリツィオ・カテランさんによる「コメディアン」という作品。
実際、オークションの始値が520万ドル(約8億円)だったものが、最終的に624万ドル(約9億6000万円)で落札されました。
CNNによると、落札したのは中国のコレクターで、暗号通貨プラットフォームの創設者とのこと。
声明では「これは単なる芸術作品ではない。芸術や暗号資産のコミュニティをつなぐ文化の象徴だ。」とコメントを残していました。
「付加価値」とは何か?
ここで「付加価値」とは一体何なのか、改めて考えてみます。
私たちが普段手にするものやサービスにも、それぞれの価値があるのは確かです。
でも、実際には価格に見合う最低限の価値だけで満足してしまうこと、ありますよね。
ただ、それに
・「独自のストーリー」
・「希少性」
を加えるだけで、その価値は驚くほど高まるんです。
今回のバナナの場合は、「アートとして人々の議論を生む存在」という付加価値が、価格を跳ね上げる大きな要因になったと言えます。
では、この事例から、実際に付加価値の付け方を、身近なところに置き換えて考えてみました。
ストーリーを作る
例えば、地元の素材を使った商品があるとしたら、「地域を活性化させたい」という想いをストーリーにして伝えるだけで、その商品への関心がグッと高まることがあります。
希少性を演出する
人は「特別」なものに惹かれるもの。
「数量限定」や「今だけ」という一言があるだけで、価値を感じてもらいやすくなるのもこの効果です。
想像の余地を残す
全てを説明しすぎるのではなく、ちょっと余白を残しておくと、受け手が自分で想像を膨らませてくれたりします。
これも大きな付加価値になることが多いですね。
と、今回は「付加価値」についてお話ししてきましたが、バナナに10億円がついてしまうほど、「価値」というものは大きい可能性を秘めています。
・食べ物
・ゲーム
・本
・無形商材
・自分
など、どんなものであっても、どれにでも「価値の可能性」はあります。
マーケティングを行なう上では、しっかりとその価値を最大限引き出して伝えられるよう、意識していきたいですね。
それでは本日は以上です!
最後までお読みいただきありがとうございました^^
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