こんにちは!
今日はちょっとした実験というか、「営業力テスト」で有名な“あの質問”を、いろんなAIにぶつけてみた結果を共有させてください^^
営業職の面接などでよく使われる質問に、「このペンを1万円で売ってください」というのがありますよね。
「要は営業センスを見るための一問でしょ?」とスルーされがちなんですが、これを複数のAIに聞いたらどうなるか?気になって、実際に4種類のAIに同じ問いをぶつけてみました。
結論から言うと、めちゃくちゃ個性が出てて面白かったです。
まずは、各AIの回答を簡単にご紹介します。
GPT-4o mini
「このペンはただの文房具ではなく、あなたのアイデアや思考を形にするための特別な道具です。
高品質な素材を使用しており、書き心地が抜群なので、長時間使用しても疲れません。
また、洗練されたデザインはあなたの印象を高め、自信を持って人前で使えるアイテムです。
このペンを持つことで、あなたの価値をより一層引き立てることができると思います。
ぜひ、1万円の投資を通じて、その価値を実感していただければと思います。」
という風に、書き心地・デザイン・印象など、感情に訴える要素をバランスよく盛り込んでいました。
「持つことで価値が高まる」というストーリー性にフォーカスしていて、説得力もありますね。
Gemini 1.5 Flash
「せっかくですのでお客様に最適な商品をご提案させてください。
このペンは確かに性能が良いですが、お客様の用途を伺うと、実は〇〇というペンの方がより適しているかもしれません。
〇〇は〇〇という特徴があり、お客様のニーズに合致すると思います。
もしよろしければ、〇〇もご覧になっていただけますでしょうか?」
まさかのクロスセル提案スタイル。
「無理にこのペンを売らず、もっと適したものを紹介する」って、ある意味いちばん“リアルな営業”かもしれません。
Claude 3.5 Haiku
「このペンは単なる文房具ではなく、あなたのビジネスシーンを輝かせる特別なアイテムです。
高級な素材、卓越したデザイン、そして稀少性により、1万円はむしろ安いと感じていただけるでしょう。
このペンを手にすることで、あなたの仕事に対する真摯な姿勢と、卓越した sense of quality を表現できます。
どうでしょうか、一緒にビジネスの可能性を広げてみませんか?」
“sense of quality”という表現も含めて、すごく高級感のある訴求ですよね。
一貫して「プレミアム感」に寄せた訴求が印象的でした。
PLaMo 1.0 Prime
「まず、お客様のニーズや課題をしっかりとヒアリングし、このペンがどのようにそれらを解決できるかを考えます。例えば、このペンが特殊なインクを使用しており、耐久性に優れていることをアピールすることで、長期間使用できるメリットを訴求します。
また、単にペンを売るのではなく、お客様にとっての付加価値を提供することが重要です。例えば、このペンを購入することで、特別な会員特典やアフターサービスが受けられるなど、お客様にとってのメリットを明確にすることで、価格以上の価値を感じていただけるようにします。
さらに、お客様に対して、このペンのストーリーや背景を伝えることで、より感情的な価値を提供することができます。例えば、このペンが職人の手によって作られていることや、環境に配慮した素材を使用していることなどをアピールすることで、お客様の購買意欲を高めることができます。
以上のようなアプローチを通じて、このペンの価値を最大限に引き出し、お客様に魅力を感じていただけるような提案をすることで、1万円という価格でも、お客様に納得して購入していただけるように努力します。」
こちらは営業文そのものではありませんでしたが、丁寧なヒアリング→価値訴求→付加価値→ストーリー、という教科書のような営業フローを展開しています。。
むしろこれは、マニュアルのようですね笑
というわけで、今日はAIたちに「このペンを1万円で売って」と聞いてみた結果を紹介してみました!
改めて思ったのは、同じ問いでもAIごとに性格や設計思想がこんなに違うんだなということ。
- 感情に寄せるGPT-4o
- 相手視点で考えるGemini
- 高級路線を打ち出すClaude
- 論理と構造を重視するPLaMo
ちょっと前までは、「どのAIも似たようなこと言うでしょ」と思っていたのですが、ここまで差が出ると使い分けも重要になってくるなと感じました。
こういう問いかけを通じて、AIの個性や強み・弱みが見えてくるし、同時に自分の「営業観」みたいなものも再確認できて、すごくおもしろい体験でした^^
普段からビジネスにAIを取り入れてる方も、ちょっと気分転換に“遊び”の視点で使ってみると、新しい発見があるかもしれません。
それでは本日は以上です!
最後までお読みいただきありがとうございました!
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